食中毒というと梅雨とか夏くらいの季節に多く発生するものというイメージがありますね。

 

しかし、夏が終わって涼しくなる秋頃にも実は食中毒の危険が潜んでいるということはご存知でしょうか?

 

 

単に食べ物が傷むことによるものではない、自然毒というものもあります。秋にはキノコ狩りが盛んになりますので、予備知識なくキノコを食べてしまい、毒キノコによる食中毒を起こしてしまうことが考えられるのです。

 

毒キノコというと真っ先に思い浮かぶのはスーパーマリオです。マリオのように小さくなるくらいなら別にいいですが、毒性が高くて死に至るほどの強烈な毒キノコが50種類ほど存在していますので、事前に知識を取り入れて自衛の術としたいところですね。

 

特に病気やケガというのは、「なってから」真剣に考える場合がほとんどですし、毒キノコで「死んでしまってから」では遅いのです。ここでは、どんな種類の毒キノコがあるのか?ということをお伝えしていきたいと思います。

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個人的に思うのは、たとえきのこに関しての素人であっても、「よくわからないきのこ」というのは不気味で食べないと思うんです。見たことのない真っ赤なキノコなんかが生えてたら絶対に食べたくないですよね。

 

これはまあ良いとして、一番危険なのは食用できるキノコに見た目が似ているキノコが一番危険だと思うんですね。中途半端にキノコの知識があると、「ああ、これは食用だから大丈夫だよ」と毒キノコを食べてしまう・・・

 

おそらく、毒キノコにかかわらず全てのことに言えると思うんです。車の運転だって、初心者のうちは緊張して安全運転を心掛けるので滅多に事故は起こしませんが、慣れてくると慢心から油断して事故を起こします。飲酒運転だって、要は「俺は運転がうまいから大丈夫」という慢心からくるものですよね。

 

なので、「食用キノコに似ている」種類の毒キノコをいくつか紹介していきたいと思います。

 

シイタケそっくりの毒キノコ・ツキヨタケ

 

シイタケというと、おそらくキノコのなかでも最も食用として多く使われている種類ではないでしょうか。

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色などはそっくりですね。私たちが想像するシイタケはもう少しかさが丸いので、一見、違いは明白のようにも見えます。しかし、普段私たちが目にするシイタケというのは調理されていたり、カットされていたりと「生のシイタケ丸ごと」はあまり見ないですよね。

 

キノコ狩りという非日常の体験をしている、山の中を歩いている、という普段の生活とは違った環境の中で「木から生えたシイタケ」を初めて見て、果たしてこれをシイタケじゃないと疑うことはできるでしょうか?キノコにちょっと詳しい人に「これはシイタケだから大丈夫だよ」なんて言われたらもうダメ押しですね。これはシイタケなんだ、ともはや疑う余地はなくなってしまいます。

 

ツキヨタケを食べると食後の30分~3時間くらいで胃腸障害を発症し、嘔吐、下痢、腹痛、幻覚痙攣などの症状が表れます。死に至るケースというのは稀ですが十分に注意したいですね。

 

ツキヨタケとシイタケの見分け方としては、茎の部分を見ると良いようです。ツキヨタケの茎の部分を割ってみると黒い部分があったり、シイタケに比べて茎が太く短いのが特徴です。まあ、シイタケそのものの白さや太さについての知識がある人がどれほどいるのか、という問題もありますが・・・

 

あるいは、夜になると緑色に光るのもツキヨタケの特徴として挙げられます。

 

ツキヨタケ

食べると毒キノコとは思えぬまろやかな味で、しいたけにそっくりだそうです。もちろん、先人たちが身をもって体験してくれたことによるもので、私たちはその知識をありがたく頂戴し、味は想像するに留めておきましょう。

 

シメジそっくりの毒キノコ・クサウラベニタケ

イッポンシメジ科に属するという毒キノコで、シメジ類によく似ています。

 

シメジ類というのはホンシメジ、ハタケシメジ、ウラベニホテイシメジなど様々な種類がありますが、中でもウラベニホテイシメジとこのクサウラベニタケは本当にそっくりです。

シメジ クサウラベニタケ

 

右のほうが若干かさが平べったい感じがしますが、色はそっくりですよね。何よりも、生育環境によって形も若干違ってくるのでこれを見分けるのは至難の業。

クサウラベニタケ

例えばこんな風にかさが丸いクサウラベニタケも存在します。

 

実際のところ、ウラベニホテイシメジとクサウラベニタケの見分けはプロでも困難です。何しろ、どちらなのかの同定ができずに同じ場所に放たれて生えているというようなケースもあるようなのです。持ち帰るとますますどちらかなのかわからなくなるので、できればその場で判別することです。見分け方としては軸が長いのがウラベニホテイシメジ、軸が短いのがクサウラベニタケです。あとは、クサウラベニタケのほうが嫌な刺激臭が強いとのこと。

 

食べると嘔吐,下痢,腹痛などの胃腸などの消化器系中毒を起こしたり、発汗などムスカリン中毒の症状が現れます。

マツタケそっくり?の毒キノコ・カキシメジ

高級キノコとして名高い、マツタケに模した憎い毒キノコ・カキシメジ。

カキシメジ

正直、そこまでマツタケにそっくりという感じではありません。かさが栗色ですし、見分けは結構簡単につきそうです。

 

しかし、「マツタケを見つけた!」という高揚感によって警戒心が薄れるという危険性がありますので、これも注意が必要です。

 

食べると頭痛、嘔吐、下痢、腹痛といった症状を引き起こします。

 

世界最強の毒キノコ・カエンタケ

カエンタケ

 

赤は止まれのサイン。これほど身を挺して危険信号を送ってくれているキノコがあるでしょうか。世界最強の毒キノコと呼ばれるカエンタケです。見るからにやばそうなこいつは毒キノコという表現すら生温い、地獄の業火。

 

何しろ食べるまでもなく触るだけで皮膚がただれるという猛毒です。もしこれを食べれば口の中、食道が炎症を起こし、10分程度で下痢、嘔吐などの症状が現れますがこれはまだジャブ。血小板や赤血球などの血液の成分を破壊し、全身の皮膚がただれ、言語障害、呼吸困難、臓器不全などを起こして死に至らしめる、まさに「世界最強の毒キノコ」にふさわしいキノコです。

 

まさかこんな見るからに危険なキノコを食べる人はいないと思いきや、世間は広いもので薬用と勘違いして酒に浸して飲み死亡した例もあるそうです。罪を清める煉獄の炎に焼かれて浄化、と思えばある意味その病気は治ったと言えるのでしょうか・・・

 

 

結局、総じて言えることは見た目で判断とかいう話ではなく「食べないこと」が一番なんですよね。そもそもキノコって、日本には5000種類くらいあるらしいのですが名前がついてるのはそのうちの2000種類で、3000種類は名前すらついていない怪しいキノコです。さらに、食べられるキノコというのは300種類ですから、むしろ食べられるキノコのほうが珍しいくらいで、しいたけ、しめじ、マツタケなどは私たちが想像するきのこの代表ですがむしろそっちのほうが少数派なんです。

 

ていうか、キノコってそこまでして食べたくなるほど美味しいものなんでしょうかね?干しシイタケの出汁は確かにおいしいですけどね。



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