飲み物が売られているところでしきりに目にするのが「ノンカフェイン」という標語です。

 

 

カフェインが含まれていないので安心ですよ、という意味を込めた商業的な標語だと思うのですが、それって大前提として私たちはカフェインが体に悪いと思っている証拠ですよね。

 

 

緑茶、コーヒーなどにはカフェインが含まれていることは有名で、逆に麦茶やたんぽぽコーヒーにはカフェインが含まれておらず、例によって「ノンカフェイン」を売り文句の一つにしているわけですね。

 

個人的な性分なのですが、どうもこの良いか悪いか、100か0かで二元的に断じることがあまり好きではなく、体に悪い悪いと言われているカフェインにもきっと良い効果があるだろうと思ったんですね。ということで、こちらではカフェインがどのような効果を持つのか、副作用とともにできるだけフェアな目線でお伝えいしたいと思います。

 

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取り過ぎが毒という風潮について

カフェインの取り過ぎは副作用を引き起こす→じゃあカフェインを含む飲み物は飲まないようにしよう というのはあまりにも単純です。これって要は、外は車に引かれる危険があるから一切外に出ない!とかいうのと同じ理屈ですよね。

 

そもそも、取り過ぎれば毒というのはすべてのものに言えます。人体に必要不可欠な水分や塩分ですら取り過ぎは毒になるので当たり前の話です。

 

まあ、カフェインは取らなくても生きていけるという意味では水分や塩分とはまた別の話なのかもしれませんが、それも要は一切外出しない!というのと同じ話で、生きていく分にはず~っと家にこもっていたって可能です。ネットショッピングが充実している現在、家から一歩も出ずに過ごすということは可能と言えば可能でしょうからね。

 

ただ、それが楽しいかどうかというと別の話ですね。要は、カフェインにしても何にしても、具体的にどれくらいの量を取るとどんな副作用があるのか?それを自分の体と相談して適度な距離間を見つけていくのが一番良いと思います。コーヒーもお茶も美味しいですからね。これらを一切断って生きていくってのもなかなかつまらないんじゃないでしょうか。

 

カフェインの副作用

カフェインの副作用としては、短期に大量に摂取した際に起きる急性カフェイン中毒と、長期にわたって常用した際に起きる慢性カフェイン中毒があります。

 

急性カフェイン中毒の症状としては軽いもので心拍数増加、動悸、胃痛、不眠、神経過敏、頻尿など、重いもので嘔吐、幻覚、幻聴、痙攣、歩行困難などがあります。特に重いものは禍々しい単語が並びますね。「ノンカフェイン飲料」を売りたい人にとっては絶好の餌になりそうな気がします。慢性カフェイン中毒の症状としては睡眠障害、頻尿、頻脈などがあります。

 

しかし重要なのは、どれくらいの量を取るとこういった症状が現れるのか?ということです。何もコーヒー1杯飲んだから歩行が困難になるなんてわけじゃないですからね。

 

急性カフェイン中毒になる量の目安としては、1時間以内に6.5mg/kg(体重)の摂取で約半数に、3時間以内に17mg/kg(体重)でほぼ全員になります。体重が60キロ台として大体400mg,1000mgくらいという感じですかね。

 

そして、カフェイン含有飲料の代表格と言えるコーヒーにはどれくらいの量が含まれているのかというと、缶コーヒー185mlには大体100~150mgくらいで、カフェオレ系のコーヒーならもう少し少なく、70~100mgになります。

 

1時間以内の量で考えれば、コーヒー3杯くらいと言えるでしょう。まあ、普通の人ならコーヒーを1時間以内に3杯を飲むようなことはあまりないでしょう。3時間以内の量なら少なくとも6杯くらいです。ここまでくると「こんなにコーヒーばっかり飲んで大丈夫かな?」と自覚すると思いますけどね。

 

ちなみに、24時間以内に体重60キロ台の人で大体6000mgのカフェインを摂取すると慢性カフェイン中毒になるそうですが、これはコーヒー40杯分ですね。そして致死量はその倍くらいで12000mg。これを集中的に飲むと死に至ります。要は、常識の範囲内であればまったく届かない量ということです。「最悪の場合死に至る」なんて脅し文句の正体は大抵、こんなんじゃないでしょうか。

 

まあ、コーヒー3杯くらいというのは気を付けたほうがいいかもですね。特に、コーヒー以外にも風邪薬や栄養ドリンクには結構な量のカフェインが含まれています。これは後述するカフェインの薬用効果があるからですが、これらとコーヒーを同時に摂るのは避けたほうがよいでしょう。

 

カフェインの効果は?

取り過ぎれば毒なカフェインも、適度な量の摂取で様々な効果が期待できます。

 

覚醒

眠気が収まり、頭がスッキリします。あまりにも有名なカフェインの効果ですね。前述の栄養ドリンクで言えば、眠眠打破、メガシャキ、レッドブルなどに多くカフェインが含まれており、この効果が期待できますね。そして、それが転じて集中力アップや記憶力向上の効果も合わせて期待できます。

 

まだ頭がフル稼働していない朝、眠くなりがちな昼食後、だれてくる夕方のおやつタイムにコーヒーを飲むというのは結構理に適っているわけです。

 

脂肪燃焼・運動能力向上

意外なことに、カフェインには脂肪燃焼の効果も期待できます。カフェインを摂取した30分後くらいに効果が表れ始め、脂肪の分解を促すリパーゼという酵素が活性化します。効果は数時間続くため、運動の少し前に飲んでおくと効率的に痩せることができます。

 

さらには、運動能力を向上させるという効果もあります。これは、カフェインによって痛みを感じにくくなることからくるらしいのですが、あのダルビッシュ有選手も運動能力向上と脂肪燃焼を見込んで、練習前にコーヒーを飲むということをすることがあるようです。

 

「有名人がやってるから」という権威付けによって正当化しようとするのはあまり好きではありませんが、結果を出しているスポーツ選手が行っているというのはやはり説得力があります。

 

ということで、カフェインも悪いことばかりじゃなくて良い効果も期待できるのがわかりましたね。やはり、扇動的な言葉に踊らされず、自分で見極めることが大事なんだと思います。カフェイン恐怖症はその一端というわけですね。



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