健康の大敵とされているカップラーメン。

カップラーメン

 

みなさんはカップラーメンに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?栄養不足、塩分が多い、つい夜中に食べて太ってしまなど、健康に生きることを考えると常に対極の位置にあるのがこのカップラーメンと言えるでしょう。

 

健康っていうのは、これを食べたからもう大丈夫みたいに一朝一夕で作られるものではなく、逆にこれを食べたからもう体がだめだ、というようなことでもありません。検証するには長時間の観察がいるし、体調の個人差などもあり実感に至るまでになかなか難しいところがあるのですが、それ故にあるところでは黒、またあるところでは白、と正反対の主張がまかり通るというわけです。

 

これまで、散々忌み嫌われてきたカップラーメンが健康に及ぼす害というのが果たしてどこまでが本当でどこからが嘘なのか?そのあたりを詳しく探っていきたいと思います。

 

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カップラーメンの害①容器から有害物質が溶け出す

 

カップラーメンの容器として使われる発泡スチロールは熱湯を注ぐことで環境ホルモンが溶け出す、というもの。

 

カップラーメンの容器に発泡スチロールが使われるのは、熱湯を注いでも熱を外に伝えないので持っていても熱くないというのが一番の理由です。炊き出しの豚汁に発泡スチロール容器が使われるのも同じ理由ですね。

P135_発泡スチロール

そもそも、この発泡スチロールに熱湯を注ぐとそこから環境ホルモンが溶け出すという報告がされたのは1998年のことです。その後紆余曲折あって、発泡スチロールには環境ホルモンを溶け出すという事実はない、と無罪判決を受けたり、しそ油を使うと発泡スチロールが溶け出すという事実が認められたりと二転三転していました。

 

発泡スチロールが溶け出すという話自体の信ぴょう性がいまいちではあるのですが、今から20年近く前に出てきて多くの人が聞いたことがあるこの話で、今では状況が少し変わってきています。

 

カップラーメンの最大手といえばカップヌードルやチキンラーメンでおなじみの日清食品ですが、日清食品は2008年からカップラーメンの容器を紙容器に変えるということを推進しており、カップヌードルはこの時点からすでに紙容器となっています。

カップヌードル

これは、燃焼時のCO2を考えた環境保全活動の意味合いが強いのですが、日清食品がこういうことをするというのは大きいですね。日清食品は「インスタントラーメンをカップ容器に入れる」という、カップラーメン自体の着想の第一人者であるわけですから、日清食品がこういう対策を講じるということはカップラーメン業界への影響は計り知れません。

 

まあ、仮に発泡スチロールから有害物質が溶け出すという確固たる事実が現れれば、いずれすべてのカップラーメンが紙容器へと移行していくんじゃないでしょうか?とはいえ現時点ではおそらくコスト面から実現がされていません。

 

この話を信じると日清のカップヌードルならば安全、というのが結論になりますね。

 

カップラーメンの害②食品添加物がたくさん

 

健康志向の人にとって大好物な言葉が「無添加」「保存料不使用」というものですね。

 

有機野菜や無農薬野菜にも通じる話ですが、「何も使っていない、自然に近い」というのは消費者にわかりやすく、また企業側にとっても売り文句にしやすいんですよね。

 

有機野菜や無農薬野菜は危険?

 

確かに、成分表示を見て酸化防止剤、PH調整剤などいかにも化学的な名前が並ぶと疑ってしまう気持ちもわかります。だからといって、添加物=悪 無添加=正義  と単純に二極化してしまうのもどうかと思います。

 

企業側としては無添加食品を売り出すためにさんざん添加物の害を煽って対立構造を作り出します。これを鵜呑みにしてしまったらただ踊らされるだけですからね。

 

そもそも保存料や着色料などの化学合成物質は、何も私たちの体を蝕む目的で入れられているわけではなく、食中毒を防いだり腐敗を防止するという意味で使われていますし、その安全性もラットによる投与実験を何度も繰り返してそのうえで安全であるという結果が得られたもののみを使用しています。そしてガンになるリスクの高い添加物はそこで除外され、使用が禁止されています。

食品添加物の安全性についてはこちら

 

JAS法上で食品に使用されている食品添加物は、食品パッケージに表示する義務がありさまざまな細かい規定があるのに対して「保存料不使用」というのは表示義務もなければ、逆に表示してはいけないという決まりもありません。

 

例えば、冷凍食品は-18℃以下で保存するため微生物の繁殖が抑えられます。そのため保存料など使う必要は最初からありませんが、そこにでかでかと「保存用不使用」と売り文句にするわけです。表示してはいけない決まりがないからです。

 

これは別に、保存料不使用と書いてある食品が危険という話なのではなく、「保存用不使用」は我々消費者に売るために講じられている策なのだ、ということがよくわかる話ですよね。

 

カップラーメンに添加物が多いとかそういう話以前に、添加物を絶対悪とする前提がまずナンセンスと言えるでしょう。

 

カップラーメンの害 栄養面が偏る

 

これは事実と言えるでしょう。とはいえ、前述のようにカップラーメンに有害物質が含まれるから今すぐに食べるのはやめましょうというのではなく、バランスの問題ということですね。そしてそれはカップラーメンだけに限った話ではなく、お米だけを食べていても栄養面は偏るし、野菜だけを食べていてもそうです。

 

普通の食品が抱える問題と同じというだけですね。中でもカップラーメンは塩分が多いです。

 

カップラーメンを食べるなら、そこで足りない分を補うように具を足してみるとか、サラダを一緒に食べたり、あるいは塩分の排出を促すカリウムが豊富な食材を食べるとかすれば、たまに食事として取る分には全く問題ないと思います。

 

 

以上のことから、カップラーメンの健康への害というのは言われているほど気にすることでもないことだと思います。毎日カップラーメンを食べても平気、と言いたいわけではありませんが(しかし、実際に毎日カップラーメンを食べて健康に生きている人もいるみたいです。一生涯カップ麺しか食いません。というすごいブログがありました。)、要は極端に単純化して考えることがまずいんだとおもいます。

 

そもそも、100%安全な食品なんてものは存在しないし、何らかのリスクを孕んでいるものです。しかしリスクをすべて回避しようとすると、外は交通事故があるから一切外出せず、食べ物は添加物とかやばいから何も食べない、という風になってしまいます。

 

流されてきた情報を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて答えを見つけていくということが重要なのだと思いますよ。



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