禁煙をしたいと思っている人は多いでしょう。

禁煙

 

自分から吸い始めたにも関わらず、それを必死になってやめようと努力する姿はどこか滑稽でもありますが、とにかく健康のためにはタバコはやめたほうが良いですよね。

 

というか、禁煙をしようとする方はタバコをやめたほうが体に良いというのは百も承知なはずです。それでもまた吸い始めてしまう。私はタバコを吸わないのでその辛さはわかりませんが、ものすごく痒いのに掻いちゃいけないとか、子供の時に新しいゲームを買ってきたのに「1日30分まで」とか命令されるようなものなのかなーと想像しています。

 

 

なぜ禁煙に失敗するのか?「ニコチンが依存性を高めるから・・・」とまあ科学的な側面から言うのも良いですが、結局は自分の意志の強さだと思います。それは何も自分1人での意志の強さではなく、禁煙外来に通ったり、家族に公言したりと第三者にも協力を仰いで自らにプレッシャーを掛けるということも含みます。

 

もう一つ意志を強める方法として「禁煙に成功した未来を想像する」というものがあると思います。禁煙をしたらこんな素敵な未来が待っているんだ・・・と想像することでモチベーションを高めるのです。そうすることで「ここで禁煙失敗したらあの輝かしい未来には辿りつけない」とストッパーになってくれるはずです。

 

そのためには、禁煙をすることで得られる具体的な効果というものを知っておかなくてはいけませんね。ということで、こちらでは禁煙をするとどのような効果が得られるのか?ということをお伝えしたいと思います。

 

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タバコを禁煙することで得られる効果とは

まず、禁煙をすると「タバコを吸うことによる健康被害」から逃れられますね。これは当たり前の話です。タバコの害については別記事にて詳細を紹介しているのでこちらでは割愛します。

 

タバコを吸っていると血圧上昇、一酸化炭素中毒、動脈硬化、コレステロール、心筋梗塞、がんなど、それはまあある意味「不健康のスタメン」みたいな名前の病気がズラッと並ぶわけで、これらのリスクを軽減できるというわけですね。

 

次に、タバコをやめることのプラス面での効果を見ていきましょうか。

 

味覚・嗅覚が回復する

食べ放題

禁煙すると、味覚・嗅覚が回復する効果が期待できます。

 

タールが舌の表面に付着して味覚を鈍らせることや、ニコチンが舌の表面の味蕾という部分の感覚をマヒさせること、さらにタバコの有害物質を分解するために、味覚を正常に保つ機能がある亜鉛が使われることが原因と考えられています。

 

料理において香りというのは味の一部と言えますし、この場合の嗅覚と味覚はほぼ同じような意味と考えて良いかもしれません。それはタバコの味において香りが大きなウエイトを占めるのと同様ですね。

 

よく、料理人はタバコを吸うと味覚が落ちるから吸わないほうがいいと言われますが、フランスのピティエ=サルペートリエール病院が行った実験で、喫煙者と非喫煙者のグループで甘味、酸味、苦味、塩味の強さをどの程度認識できるのかというものが行われましたが、塩味、酸味、甘味の検出能力には差はなかったものの喫煙者は苦味の検出能力で劣ったという結果が出たようです。

 

「ただ苦味が感じなくなるなら影響は小さい。むしろ苦味なら感じないほうがいい」と思いますか?

 

味というのは様々な味や香りが混ざり合うことで出来るハーモニーです。単に甘味、酸味、苦味、塩味の4種類で分けられるなら野菜、果物、魚などにこれだけ味に違いが出るのは説明がつきませんね。

 

そして味というのはバランスが大事です。例えばチョコレートなら、カカオの香りもさることながら苦味と甘味のバランスが絶妙にマッチしてあの味を演出しています。甘味が強いミルクチョコレート、苦味が強いビターチョコレート、とそれぞれ良い所がありますよね。単に甘味を味わいたいならば砂糖でも舐めていればいいのです。しかし、大多数の人はただ砂糖を舐めるよりもチョコレートの方が美味しい、と感じるはずです。

 

このような実験結果だけでなく、お米の味の違いが分かるようになったとか、味噌汁の味が薄味でも良くなったなど、体感レベルでも味に敏感になったという報告は色々なものがありますね。

 

そして嗅覚、これも料理を味わうのに大事です。鼻づまりになると料理の味が半減するのは、取りも直さず料理において香りというものが大事なウエイトを占めていることを示していますね。

 

タバコを吸っていた時は何とも思わなかったのに、禁煙すると部屋に染み付いたタバコの臭いが気になって喫煙室にいられない、という話もよく聞きます。

 

せっかく命ある個体として存在しているのですから、どうせなら美味しいものを食べて過ごしたいですよね。そのためには味覚・嗅覚を鋭くしてその味を深く楽しめるようになったほうが良いのではないでしょうか。「タバコの味が好き」ならばそれはもうしょうがないですが。

 

肌が綺麗になる

美肌

 

禁煙すると肌が綺麗になる効果があります。

 

よく芸能人などでタバコを吸っているのに肌が綺麗に見える人もいますが、テレビや雑誌などは修正が効きますから、本当に肌が綺麗なのかどうかというのは眉唾なところがあります。照明も当たってますしね。それに、ふとした瞬間に素のお肌が顕になってあれ?って思うことありますよね。

 

ニコチンが血管を収縮させて肌に慢性的な栄養不足をもたらすこと、喫煙により活性酸素を発生させてその除去に美肌効果のあるビタミンCを消費すること、ニコチンが女性ホルモンの分泌を抑制すること、さらに味覚でもお伝えした亜鉛の不足などによりお肌にダメージを与えるとされています。

 

これは男性だとそれほどでもなく、女性のほうがモチベーションになるかもしれませんね。

 

特に、女性ホルモンというのは美肌に限らず、髪を綺麗に保ったりする効果もあるのでこれが減ってしまうと美容にはかなり痛手ですね。この不足が行き過ぎれば生理不順、男性化なども引き起こします。

 

そして、男性にとっても女性ホルモンというのは重要です。男だから女性ホルモンがない、というわけではなく、その比率が多いか少ないかの問題で、これが少なくなれば抜け毛などを増やしますからね。抜け毛を増やすというと紛らわしいので髪が減ると言い換えておきましょう。

 

もちろん、男性でも美肌になりたいという人はいますから、そういう人にとっても効果は期待できますね。

 

深く眠れるようになる

睡眠

禁煙すると眠りの質を高め、深く眠れるようになる効果があります。

 

アセチルコリンという睡眠リズムを司る脳内物質の受容体にニコチンが結びついて誤認識してしまうことで、睡眠が浅くなってしまうのが原因です。これによって夜しっかり寝ても翌朝に疲れが取れなかったり、寝起きが悪かったり、夜中に目が覚めてしまったりといったことを引き起こします。

 

睡眠というのは単にその時間の長さではなく、「深さ」が大事だというのはご存知だと思います。それは睡眠をレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)に2つに分けた時の後者、ノンレム睡眠が多いほど深く眠れるということなのですが、タバコを吸っているとレム睡眠のほうが多く、睡眠が浅くなって慢性的な睡眠不足に陥りがちです。

 

忙しく生きる現代人であれば、時間の管理が大事だということは嫌でも知っているはずです。働く時は働き、休む時は休むというメリハリを付けなければなりません。タバコを吸いながら睡眠というのはいわばこういうメリハリが付けられない中途半端な状態です。

 

忙しい人ほど睡眠時間すら惜しいですよね。なら睡眠を取れるときに質の良い睡眠を取って睡眠に集中したいところですが、タバコを吸いながら睡眠を取るというのはそれはいわば、10分に1回ネットサーフィンをしながら仕事をするかのような時間の使い方をしているのも同然です。

 

 

 

今挙げたものは、図らずも人間の三大欲求である食欲・性欲・睡眠欲と密接に関係のある効果となっていますね。これらは人間の根幹を成す土台の部分でもありますから、それだけ禁煙というのは生活を根本から変えてくれる効果があるということでもあります。



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