秋の味覚の一つとして知られている栗。

栗

 

栗というと真っ先に思い浮かぶのが甘栗ですね。横浜中華街などでしつこいくらい甘栗を売ろうとしてくるのでそういうイメージもつきますが、栗ごはんなんかも秋って感じがしていいですよね。ご飯に甘い栗が合わないって苦手な人もいるみたいですが。

 

あるいは栗まんじゅうやモンブランなどのお菓子にも使われていたりするのでそちらのほうが馴染みがあるという人もいるでしょう。

 

 

そんな栗のもたらす健康効果が実はすごいって知ってましたか?ここでは栗に含まれる栄養から、栗がどんな効能をもたらすのかなどをお伝えしたいと思います。

 

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栗に含まれる栄養と効果

デンプン

栗にはデンプンが豊富に含まれます。デンプンというと芋類に含まれるイメージが有りますが、土中で育つ芋よりも樹上で育つ栗のデンプンのほうが粒子が細かく、上質なデンプンなのです。

焼き芋

 

デンプンはお米や小麦粉などにも含まれる炭水化物の一種で、多糖類とも言われています。多糖類は砂糖やブドウ糖などは摂取すると急激に血糖値を上げてしまうのですが、デンプンはこれらに比べて吸収が穏やかです。

 

また、このデンプンは栗に含まれるビタミンCを保護する役割も持っています。ビタミンCというのは熱に弱く、加熱すると壊れてしまうものですが、デンプンを含む栗に含まれるビタミンCは壊れにくく、吸収がしやすいのです。

 

タンパク質

タンパク質も比較的多く含まれます。実は栗に含まれるタンパク質というのは100g中3g~4gと果物の中では最も多く含まれております。

豚ヒレ肉

 

タンパク質はすなわち吸収されて分解されるとアミノ酸になりますね。人間の体の20%を構成する体にとってはなくてはならないもので、体内で生成できない必須アミノ酸9種を筆頭に必ず食事で取り入れたいものです。

 

食べ物に含まれるアミノ酸のうち、必須アミノ酸の割合を示す指標にアミノ酸スコアというものがあります。栗のアミノ酸スコアは64と、ナッツ類の中では最も高い数値を示すものの、動物性食品と比べるとその数値は見劣りします(豚肉や牛肉などは100)。

 

しかし、これには理由があり、非必須アミノ酸であるアスパラギン酸を多く含むため、相対的に必須アミノ酸の割合であるアミノ酸スコアは小さくなっているだけなのです。純粋に必須アミノ酸の割合だけで見れば、栗は非常に優れた食べ物です。

 

マンガン

栗にはミネラル分も豊富に含まれますが、特に多く含まれるのがこのマンガン。栗を100g食べることで、1日の摂取推奨量の30%を取ることが出来ます。

マンガン

マンガンは骨や関節を丈夫にしたり、糖質、脂質、タンパク質などのいわゆる三大栄養素の代謝にも関わっているミネラルです。また、活性酸素を分解して細胞膜の酸化を防ぐという効能も期待できます。

亜鉛

亜鉛も多く含まれます。現代人は亜鉛不足だとよく言われていますよね。これはインスタント食品が食事の中心になってしまったり、主食である白米にあまり亜鉛が含まれていないことなどが原因とされています。

 

牡蠣

 

亜鉛が不足すると味覚障害、貧血、生殖機能の減退、肌荒れ、抜け毛、記憶力の低下、視力の低下などを引き起こします。

 

白米に不足しがちな亜鉛を補うのが栗ごはんというもので、実は栄養面で見ても理にかなっていたのですね。

カリウム

カリウムも多く含まれます。カリウムイオンはナトリウムイオンと対になるもので、細胞内外でナトリウムイオンとカリウムイオンが交換されることにより筋肉の収縮・弛緩を行ったり、電気信号として神経伝達をするという役割があります。また、取り過ぎたナトリウム(塩分)を排出する働きもあります。

バナナ

ナトリウムとカリウムの役割についてはこちら

 

ビタミンB郡

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6も多く含まれます。ビタミンB群というのはエネルギーの代謝に深く関わっているもので、ビタミンB1は糖質、ビタミンB2は脂質、ビタミンB6はタンパク質、とそれぞれ代謝の中心となるものです。

レバー

 

 

ビタミンB群というのはそれぞれが助けあって活動しており、どれか一つだけ多くてもあまり意味がなく、バランスよく同時に摂取する必要があります。栗にはビタミンB群がバランスよく含まれており、これによってエネルギーの供給ができて疲労回復出来たり、代謝が良くなってダイエットの効果になったりという効能が期待できます。

 

また、口内炎などの予防にも良いです。

タンニン

皮の部分には強力な抗酸化作用を持つタンニンが含まれます。お茶などにも含まれるものですね。

 

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これは活性酸素を除去する抗酸化作用や、抗癌作用、殺菌作用などが期待できます。これらによって動脈硬化や高血圧などを予防することができます。また、タンニンには脂肪燃焼の効果も期待できるのでダイエットにも良いです。

食物繊維

食物繊維というと、イモ類などに多く含まれるイメージが有りますが、実は栗のほうが多く含まれております。

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食物繊維というと便秘解消に良いというのはよく聞きますが、それ以外にも余分な脂肪をゲル化して体外へ排出する効果や、糖質の吸収を緩やかにする効果や善玉菌を増やして腸内環境を整えるという効果も期待できます。

 

カロリー

カロリー、つまり熱量も多く含みます。

スイーツ

 

これは果実の中では一番です。カロリーが多いというとダイエットの妨げになりそうであまり良いイメージはないですが、逆に言うと少量食べただけでもエネルギーになる、エネルギー効率の良い食べ物と言うことが出来ますね。

 

ただ、カロリーが高いと言っても上述のように栗にはダイエット効果も期待出来るので、単純に栗が太りやすいというわけでもなさそうです。



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