健康に生きるための標語の一つとして「一日三食バランスよく食べましょう」というものがあります。

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そもそも、「三」という数字はすごくバランスよく聞こえますよね。「三大」がつく言葉は三大栄養素(炭水化物、脂質、糖質)、三大義務(納税 勤労 教育)など枚挙に暇がなく、たくさんあります。また日本の社会自体も国会・行政・裁判所の三権分立によって成り立っています。

 

「二」では少なすぎる、かと言って「四」では多すぎる。その間を取った「三」というのはとてもバランスよく聞こえるんですね。一日が「朝・昼・晩」と3つに分けられるので、そこにそれぞれ食事をするという概念はうまい具合にマッチするというわけです。

 

そんなわけで一日三食がバランスが良いというのは一見、理にかなったことのように聞こえます。しかし、これは健康に良いという理屈としては不十分です。

 

それどころか、むしろ朝食抜きにしたほうが健康に効果があるのだ、という風にすら言われております。

 

 

こちらでは、朝食を抜きにすることでどのような健康効果があるのかということをお伝えしていきたいと思います。

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朝食の害

健康のための標語「一日三食」という習慣自体は江戸時代くらいから広まりだしたもので、一般人は明治時代からというごく歴史の浅い習慣だということはすでにお伝えしたとおりです。

 

この一日三食が広まったことによって朝食という蛇足が付け加えられたと言えますが、ここでは朝食の害というものに焦点を絞って考えていきましょう。

 

まず、人間の体において食事を取ってからそれが完全に消化されるまでにかかる時間というのは約18時間です。

 

実は人間は夜になると眠くなるように、食べ物の消化に関しても一日を通してリズムで動いています。それは

・正午から午後八時   摂取と消化(食べることと消化の時間帯)
・午後八時から午前四時 吸収と利用(体への同化の時間帯)
・午前四時から正午   排泄(体内の老廃物と食物カスの排出の時間帯)

というものです。

 

食事 リズム

 

日中に食事として栄養素を取り入れ、夜~明け方にかけて取り入れた栄養素を体に振り分け、朝~正午にかけて余分なものを排泄するというリズムになっていますね。

 

仮に朝食を朝7時、昼食を12時、夕食を18時に取るとするならば、昼食と夕食は「摂取の時間」にピッタリ当てはまるものの、朝食に関しては「排泄」の時間に取ることになります。すると、排泄に専念したいところにまた次の食事を消化しなくてはならず、内臓が片時も休まらないのです。

 

私たちが何気なくしている食事ですが、これを処理するために内蔵は寝ている間さえフル回転しています。よく「消化はフルマラソン並の重労働」と言われるように、それだけ内蔵にとって食事の消化というのは負担なのです。しかし、朝食を抜きにすることで内蔵に休息を与えることが出来ます。

フルマラソン

 

 

さらに言うなら、「朝食を食べることで一日のエネルギー源になる」という理屈もこのリズムで言うと通用しません。食事をして体のエネルギーに変えるには、摂取と消化の時間吸収と利用の時間の差からしても約8時間ほどです。つまり食べたものがエネルギーに変わるのは食事の8時間後というわけですから、朝食を取ってもそれがエネルギーになるのはお昼を過ぎて夕方になり、さてそろそろ帰宅しようかという頃です。日中のエネルギーは、前日の昼食と夕食によって作られているもので事足りるのです。

 

起きた直後というのは大抵、あまりご飯を食べたくないという気分の人がほとんどではないでしょうか。にも関わらず、「一日三食」といういわば強迫観念によって朝食を取ることを強いられます。しかし、体は排泄に専念したいと訴えているのです。体の正直な訴えに耳を傾けましょう。

 

これの解決策はものすごく単純な話であって、食べたくなければ食べなければいいだけなのです。「朝食抜き」という言葉に踊らされがちですが、そもそも朝食という存在自体がなかったものだと考えれば「朝食を抜く」というマイナスイメージの言葉にもならないでしょう。

 

ただし、育ち盛りの子供は成長のために多くの栄養を必要としますから、3食取ったほうがいいでしょうね。

 

朝食抜きの健康効果

さて、朝食を抜くと内蔵が休まるというふうにお伝えしましたが、これによって様々な健康効果が期待できます。たかが内蔵と侮るなかれ、胃腸はもちろんそうなのですが、肝臓が休まるというのが最も大きいです。

肝臓

肝臓というのは内臓の中でも最も重要な部位であり、アルコールを分解してくれることで有名でもありますが、そのアルコール分解に代表されるように毒素の分解という大きな役割を担っています。

 

肝臓は取り入れた栄養の代謝という役割も担っておりますが、余計な食事をせずに肝臓をフリーにさせることで、普段はなかなか手が回らない体のケアというものをしてくれるのです。つまり、体にある毒素を分解するデトックス効果が期待できるというわけです。

 

これによってもたらされる健康効果は

・慢性疲労が治る
・頭が冴える
・花粉症やアレルギーが治る
・エネルギーが湧いてくる

など、様々です。まあ、この辺りは本当かどうか眉唾なところもありますけどね。

 

朝食有害説が批判される理由

なぜ「朝食有害説」が批判されるのか。それは、朝食というものに関わる既得権益の存在を考えれば当然のことです。朝食のメニューの一つ一つに色々な団体の思惑が絡んできます。

 

「お米」に関しては、何も朝食にかぎらず、昼食でも夕食でも広く食べられており、むしろ「三食全部コメを食べる」なんて人もいるからあまり関係はないです。しかし、パン、ハム、マーガリンなどに関してはどうでしょうか?軽食として食べることはたまにあるかもしれませんが、主食として食するのは朝食くらいだと思います。

朝食

 

もし朝食有害説が「一日三食健康説」を上回って広まってしまえば、これらを取り巻く小麦製粉業、パン製造業、マーガリン製造業、畜産業、ホテル業などにも経済的な打撃を与えることになりますね、もっと広く言えば管理栄養士、医者なども商売上がったりです。そして、これらの団体との利権を持つ政治家・官僚にとっても痛手です。

 

これらの団体の思惑が働いているので、朝食抜きの健康効果というのは決して陽の目を浴びることはなく、「一日三食健康説」が黙認されています。

 

例えば、朝食に関しては”小学校の朝礼で倒れるのは、朝食欠食児童が大半”だとか”朝食を取ったグループと朝食を抜いたグループで試験の成績を比較したら、朝食を取ったグループが良い成績だった”などのデータがありますが、これは家庭環境が荒れていて夕食がカップラーメンで済まされている児童だったり、普段朝食を取っている人がいきなり朝食を抜くことに慣れていなかったという理由がそれぞれあります。これはつまり、まず「一日三食のほうが健康に良い」という結論ありきで、そこから逆算された都合のいいデータと言うことが出来ます。

 

朝食抜きの方がいいという説にはこれらの巨大な背景や政治的な意図など存在しません。まあ、書籍によって「朝食抜き健康説」を推している人たちにとっては、自身の書籍を買ってもらいたいという思惑は少なからず存在するでしょうが、それも朝食産業が抱える利権と比べれば動くお金というのはごく僅かでしょう。単なる利権のためにこれらの巨大な団体と喧嘩するにはリスクが大きすぎます。

 

少なくともそれは、確固たる理念があってこそのものだと思います。お医者さんでも「朝食抜きのほうが健康が良い」と仰っている人がいますし、これぞ正に真実を述べられようとしているのだと思います。

 



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