おならの臭いというものは、自分の食べたものがもろに反映されるものです。

おなら

 

誰しもおならは出ますし、程度の差こそあれ臭いものです。まあ、なかなか人のおならと自分のおならの臭いを嗅ぎ比べてどっちのほうが臭い!なんてことはしないものですが・・・。

 

気心しれた恋人や夫婦であれば目の前でブウーッとすることもあるかもしれませんが、結婚して何年も経つ夫婦でも「相手のおならを聞いたことがない」という人が結構います。それは、単に音が不快ということもあるでしょうが、臭いが相手に不快な思いをさせるので控える、というマナーの面もあるでしょうね。

 

「おならをしないのは自分に心を完全に許していないからだ」という考えもありますが。

 

そんなわけで、人のおならの臭いをかぐことはなかなかありませんし、逆に自分のおならの臭いを第三者に評価されることもあまりないとはいえ、自分のおならが臭いと気になりますよね。何かの拍子で公衆の面前でおならを披露してしまうこともあるでしょうから、そんな時のためにおならの臭いは抑えていきたいものです。

 

こちらでは、おならが臭い原因と臭くならないようにする対策などをお伝えしたいと思います。

 

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おならの仕組みと成分・臭いの原因とは

まずはおなら自体の仕組みについて考えてみましょう。

 

実はおならの主成分というのはその70%が口から飲み込んだ空気によってできています。空気、つまり窒素や酸素などが主成分の気体ですね。これは食事の際に食べ物と一緒に空気を飲み込むことが原因になっています。

 

実際、空気を食事以外で意図的に飲み込もうとするとおならがよく出ます。しかし、空気は無臭のはずですから、いくらおならが多くなっても臭いの原因にはなりません。あの臭いはまた別に原因があるのです。

 

おならの70%が飲み込んだ空気と言いましたが、では残りの30%は何で出来ているのかというと、20%が血液から腸内に出てきたガスで、これも臭いはしません。よっておならの臭いの原因となるのは残りの10%のガスなのです。

おなら

 

残りの10%は食べ物が口から胃、胃から腸へ運ばれ、腸内細菌によって分解された時に発生するガスです。このガスには二種類のものがあり、発酵型腐敗型に分けることが出来ます。

 

発酵型は食物中のセルロース、炭水化物、脂肪が腸内で発酵することで出るガスで、芋や豆を食べるとよく出ます。メタンや二酸化炭素が主成分です。

 

よく、おならの臭いの原因は「メタンガス」と考えられていますが、メタンガス自体は無臭の気体なので、これは臭いの元にはなりません。ただし、メタンはよく燃える気体なので「おならが燃える」原因にはなります。

 

二酸化炭素が無臭なのもご存知のとおりですね。よってこの発酵型のガスは臭いがあまりしません。

 

問題なのは腐敗型のガスです。腸内には善玉菌と悪玉菌という菌が混在しているのも周知だと思いますが、悪玉菌が優勢になるとこの腐敗型のガスが発生します。悪玉菌はタンパク質を餌にして活性化し、タンパク質を腐敗させてインドール、スカトール、アンモニア、硫化水素などの成分を発生させます。
名前だけ見てもすでに臭そうな成分ですよね。

 

体感として食事に肉が増えるとおならが臭くなるな、ということは知っていたと思いますが、悪玉菌がタンパク質を腐敗させるのが原因だったのですね。

 

腸内の悪玉菌はおならの臭いを強めるだけではなく、体に有害な物質をも作り出します。悪玉菌によって作られるフェノールやアミンには発がん性があるとされています。こういった有害成分は腸内を傷つけるだけでなく、肝臓が解毒の働きをするので肝臓の負担にもなります。

 

単におならが臭いというだけでなく、体全体の話にもつながるわけで、おならが臭いということは体の不調を示すサインだという認識を持って注意することが必要なのだと思います。

 

おならの臭いを抑える対策とは

おならの臭いは悪玉菌が原因なわけですから、つまり腸内の悪玉菌を減らせば臭いが改善される、ということになりますね。

 

とはいえ、「悪玉菌を0にすればいい」という単純な話でもありません。

 

前述のタンパク質を腐敗させる悪玉菌というのはウェルシュ菌というものですが、ウェルシュ菌がないとタンパク質を分解して体に吸収することが出来ません。タンパク質を分解する過程で出る副産物があのおならの臭いの元になってしまうだけなのです。

 

また、生まれたばかりで無菌状態の赤ちゃんの腸内に入り込むことで免疫機能を備えさせるという役割を持った悪玉菌も存在しております。

赤ちゃん

 

「悪」という言葉が付いているから惑わされるものの、悪玉菌は体にとって良い働きもしているのです。悪玉菌が多くなりすぎた際におならの臭いが強くなってしまうだけです。

 

過ぎたるは及ばざるが如しというように、0か100かの極端なバランスではなく何事も「適度」というものが大切です。それは例えば、人体にとって最も重要とされているですら、増えすぎれば毒となるのは当然の話ですね。

 

善玉菌と悪玉菌の腸内バランスを適度に保ちつつ、なるべく善玉菌が優勢になるようにしていけば良い、ということです。

 

善玉菌は、悪玉菌が増えて優勢になること以外にも加齢、運動不足、ストレス、薬の抗生物質など様々な原因によって減ってしまいますので、常に増やすように気をつけなければなりません。

 

腸内の善玉菌を増やす方法としては二種類のものがあり、①善玉菌を含む食材を摂取する ②善玉菌が繁殖しやすい栄養を含む食材を摂取する です。

 

善玉菌として有名なのはビフィズス菌や乳酸菌で、これはヨーグルト、キムチ、ぬか漬け、味噌、納豆、チーズなどの発酵食品に多く含まれるので積極的に食事に取り入れると良いでしょう。

 

また、オリゴ糖や食物繊維は善玉菌の餌となり繁殖を促してくれます。バナナ、大豆、アスパラ、玉ねぎ、ごぼう、はちみつなどはオリゴ糖を多く含み、キャベツ、きくらげ、ひじき、かんぴょう、切り干し大根などは食物繊維を多く含みます。

 

最もおすすめな食品は納豆ですね。

納豆

 

納豆自体に善玉菌が含まれるというだけでなく、善玉菌の栄養になるオリゴ糖を含み、さらに納豆に含まれる納豆菌が悪玉菌を抑制して他の善玉菌の繁殖を促すという、1つで3倍美味しい食品になっているからです。



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