夏になるとうだるような暑さから「夏バテ」になる人が多いですね。

夏バテ

 

何となく体がだるい、食欲が無い、など夏バテになったからこの症状が出る!というはっきりしたものはありませんし、日常生活においてそれほど支障が出るわけではない、軽い症状がほとんどです。それだけに、軽い熱中症や脱水症状になっても「ただの夏バテかな?」で済ませて放置してしまうという危険性も孕んでいます。これらと混同しないためにも、夏バテの予防対策というものはしっかりしておきたいものです。

 

夏バテの予防として効果的なものは「十分な栄養を摂ること」です。夏バテの症状には食欲不振もありますから、夏バテになってから食事で十分に栄養を取って治そうとしてもなかなかうまくいかないもの。夏バテによる食欲不振から食事の量が減り、低栄養からさらなる他の病気を引き起こすことも考えられます。このような負の連鎖に陥ってしまう前にしっかりと食事を取って夏バテの予防をしておきましょう。

 

こちらでは、夏バテの予防対策に効果的な食事のあり方について説明していきたいと思います。

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夏バテ予防対策の食事のあり方

さて、夏バテ予防対策の食事のあり方としてよく言われるのが「バランスの良い食事を摂ること」というものです。ですが、そもそもバランスの良い食事って一体どういうものを指すのでしょうか?個人的にはこの「バランスの良い食事」というものは、聞こえが良いだけで思考停止した言葉だと思います。

バランスの良い食事

 

色々な食品を食べることで、様々な栄養素が取れるので食事のバランスが良くなる、というのは一理あると思います。だからといって、健康に良いとされている食品を色々食べるのでしょうか?納豆、豆腐、玄米、ヨーグルト、青魚、にんにく、バナナ・・・と、健康に良いとされる食品は枚挙に暇がありませんが、これらを毎日欠かさず全て食べるというのは現実的に無理な話です。「バランスの良い食事を取る」というのはつまり、これらを全部食べるということではないでしょうか。

 

 

30品目食べるという行為も栄養バランスから見ればあまり意味のない行為ですし、闇雲に色々食べるよりは明確な目的を持って、どういう食事が夏バテにどのような効果が有るのかということを考えながら食べるのが大切だと思います。

 

夏バテ予防の食事対策①食欲を増進させるものを食べる

生姜、わさび、こしょう、唐辛子などの香辛料やしそ、みょうが、ねぎ、にんにくなどの香味野菜は食欲を増進させる効果があります。これらを積極的に食事に取り入れると良いでしょう。

生姜

逆にあまり食べるのがおすすめではないのはアイスなどの冷たいものです。これらは胃腸を壊したり食欲を減退させてしまいますし、あまり水分の多いものを摂り過ぎると水腹になり低栄養状態になります。食べ過ぎなければ問題無いですが、節度を持って食べることを心がけましょう。冷たいものを食べるなら冷やしトマトがおすすめです。トマトは食欲を増進させますし、ビタミン、ペクチン、カリウムなどの栄養も豊富に含まれています。

 

食欲が増進されることで、ようやく食事で夏バテの予防をする土台が整いますね。

 

夏バテ予防の食事対策②ビタミンB1が含まれる物を食べる

 

ビタミンB1は炭水化物に含まれる糖質をエネルギーに変えて老廃物を代謝し疲労を回復してくれる効果がありますので、夏バテ予防にうってつけの栄養素です。また、ビタミンB1自体が食欲増進の効果を持っていることもあるので食事では積極的に摂ることがおすすめです。

 

ビタミンB1を多く含むものは豚肉やレバー、うなぎ、かつお、まぐろ、大豆製品、昆布、たらこなどです。中でも豚ヒレ肉は豚肉の中でも最高級とされておりますがビタミンB1の含有量が最も多い食品でもあります。

豚ヒレ肉

 

ビタミンB1を効率的に吸収するために効果的なのがアリシンというもので、これはビタミンB1と結合する性質を持っていますので一緒に食べるとより良いです。アリシンを多く含むものは長ねぎ、あさつき、にんにく、にら、玉ねぎ、らっきょうなどです。豚肉の生姜焼きやレバニラ炒めなどはまさにビタミンB1とアリシンの組み合わせの食事としてうってつけというわけですね。

 

夏バテ予防の食事対策③カリウムが含まれるものを食べる

 

夏は汗がよく流出する季節でもあります。汗には水分のほかにも塩分(ナトリウム)が含まれており、水分補給というと水分とナトリウムのことを指す事が多いですが、同様に重要なのが汗に含まれるカリウムです。ナトリウムとカリウムは体の中で密接に関係があり、ブラザーイオンと言われるほど親和性が高い表裏一体の存在です。細胞内外のナトリウムとカリウムを交換することで筋肉の収縮・弛緩の働きを担ったり、神経伝達における電気信号の発生の働きを担っております。カリウムが不足すればこれらの機能がうまく働かず、筋肉が脱力状態になって何となくだるいという状態になったりします。これこそ正に夏バテですね。

 

カリウムを多く含む食品は野菜類、海藻類、魚介類、果物類、豆類などで、パセリ、にんにく、枝豆、ほうれん草、かぼちゃ、まこんぶ、いわのり、ひじき、のり、にぼし、するめ、くさや、ほしえび、干しぶどう、干し柿、バナナ、ピスタチオ、落花生などです。

バナナ

 

夏バテ予防の食事対策④ビタミンCが含まれるものを食べる

 

夏バテは自律神経の乱れが原因になることもあります。自立神経の乱れによる体の不調を広く自律神経失調症といいますが、冷房の効きすぎによる急激な寒暖差などにより、夏は自立神経の働きが乱れやすくなる季節でもあります。また、ストレスによっても自律神経の乱れは発生します。これは単に精神的なものだけではなく夏の暑さそのものが体へのストレスにもなります。こういったストレスを和らげてくれるのがビタミンCです。

 

ビタミンCを多く含むのはパプリカ、パセリ、芽キャベツ、ゴーヤ、ピーマン、ブロッコリー、モロヘイヤ、レモン、柿、キウイ、イチゴなどです。野菜や果物に多く含まれますね。ビタミンCは熱に弱いので、果物はともかく野菜はなるべく茹でずに生で食べることをおすすめします。

レモン

 

 

ビタミンCは一度に多く取っても尿としてすぐに排出されてしまいますので、毎回の食事でこまめに取る必要があります。

 

 

これらの栄養素を目的を持って食事で補い、夏バテの予防対策としていきましょう。



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