夏は冷たいものが欲しくなりますよね。

かき氷

 

子供だったらアイスクリームやかき氷、大人だったらキンキンに冷えたビールといったところでしょうか。普段食べても美味しいものではありますが、夏に食べるとまた格別なものがあります。夏の暑い日にあえて熱いお風呂に入って汗をかき体をいじめ抜き、その苦行に耐えぬき喉がカラカラに乾いたところにスカッ!とやる・・・、とこれはビールの話になってしまいますね。

 

無粋なことを言うようですが、こういう行為は急に冷たいものをお腹に入れるので体調を崩しやすいので、あくまで自己責任の範囲内で楽しみましょうね。

 

さて、冷たいものを一気に体に流し込むと起こるのが、あの「頭がキーン」となる頭痛です。特にこれはかき氷を食べた時に起こりますから、誰しも子供の頃から体感として知っているわけです。それ故に、「かき氷を食べると頭痛がするもの」と自然と受け入れてしまっているのですが、そもそもなぜあの頭痛が起こるのか、その原因を考えたことがありますか?

 

こちらでは「頭がキーン」頭痛が起こる原因や、食べても痛くならないようにする方法、治し方などをお伝えしたいと思います。

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かき氷で頭がキーンとなる頭痛の原因とは

あの頭がキーンとなる頭痛はかき氷に限らないのですが、調べると「アイスクリーム頭痛」という呼称が最も広まっているようです。このアイスクリーム頭痛という呼称は医学的な正式名称でもありますので、ここからは便宜上「アイスクリーム頭痛」と呼ぶことにします。

 

アイスクリーム頭痛は、冷たいものを急に食べた後、数秒経つと側頭部やこめかみなどに発生する頭痛で、数分程度続く場合もあります。症状としては片頭痛によく似ており、実際に普段から片頭痛に悩まされる人の方がアイスクリーム頭痛を発症しやすく、片頭痛がない人で3割、片頭痛がある人は7割の人が経験する頭痛です。また、男女で言うと男性のほうが多く発生するものです。

目眩

 

また、かき氷とアイスクリームでは、脂肪分を含み熱の伝達を妨げるアイスクリームの方が頭痛が起きにくく、かき氷の方が頭痛が起きやすいとされています。この事実からすればアイスクリーム頭痛よりも「かき氷頭痛」のほうがしっくりきそうですね。

 

片頭痛と関係があることはともかく、3割の人しか経験していないという割合は少し驚きです。あれはてっきり誰にでも起こるものだと思っていましたから。

 

なぜアイスクリーム頭痛を起こしやすい人とそうでない人がいるのかは詳しく分かってはいないのですが、体質や遺伝などに関係があるようです。

 

このアイスクリーム頭痛が起こる原因は2つの説が考えられております。

①冷たいものを食べたことによる血管の膨張

冷たいものを急に食べると、当然ですが喉元が冷やされます。

 

急激に冷やされた喉元の体温を上昇させようと、頭に通じる血管を膨張させ、血流を増やすことで頭が痛くなるという説です。

 

血管の膨張と頭痛は密接に関係があり、例えば水分補給が不十分で熱中症を起こしている際にも、水分が不足したことにより血流が悪くなり、その血流を良くしようと血管を拡張させ、広がった血管が神経を刺激して頭痛が起こるという仕組みになっています。

 

熱中症による頭痛のメカニズムについてはこちら

 

片頭痛自体も拍動に合わせてズキズキと痛みが発生するものですから、それもアイスクリーム頭痛が血流と関係していることを裏付けるものですね。

 

②脳が冷たさと痛さを勘違いする

 

本来、脳が冷たさを感じる神経のレセプターと痛みを感じる神経レセプターは別ですが、冷たさと痛さは同じ神経線維を通して脳に伝わります。これだけであれば、冷たいものを食べたとしても頭痛が起こるのではなく喉が痛くなるんじゃないかと思いますよね。しかし、これに加えて、喉からの感覚とこめかみや側頭部からの感覚がいずれも脳幹の三叉神経核というところを経由して脳に伝達されるということもあります。

 

急激に冷たいものを食べると、①冷たさと痛みの神経レセプター ②喉とこめかみからの感覚 がそれぞれ混乱を起こします。そうすると「喉元の冷たい感覚」がいつの間にか「こめかみからの痛みの感覚」にすり替わってしまうのです。脳って結構バカなんですね。

 

冬になると「肌を刺すような寒さ」という表現をよく聞きますが、我々は寒さと痛さを混同してしまいがちだというのも頷けるというものです。

 

これら2つの説はいずれも有力で、両方が合わさってアイスクリーム頭痛が発生してしまう原因になっています。

 

 

かき氷キーン頭痛の治し方は?

さて、かき氷を食べた事によるキーン頭痛の治し方についですが、基本的にはありません。

 

というのも、せいぜい長くても数分でおさまる頭痛なので、その対処法について特に研究がされていないのです。

 

しいて言うなら、冷たいものを額に当てることで頭痛が治まるらしいです。でも、冷たいものを食べて頭痛がしたから冷たいものを額に当てるってなんだかすごく変ですよね。確かに目の前に冷たいものはあるでしょうが・・・

 

それと、こういう根本的な対処法にはならない対処療法というものが個人的にあまり好きじゃありません。頭痛の治し方を考えるよりも「頭が痛くならないようにする予防法」を考えたほうが建設的ではないでしょうか。

 

頭が痛くならないようにする方法はたった一つ、「ゆっくり食べること」それだけです。

 

頭痛になる原因は、血管の膨張だの神経の混乱だのと説明してきたわけですが「急激に冷たいものを食べること」で発生するというのは共通ですから、これを気をつけることで痛くならないようにすることが出来ます。よって、冷たいものを食べる時はゆっくり食べましょう。

 

私からするとすごく滑稽なのは、物を食べるときにものすごく早く食べたり、すぐ飲み込んでしまうということです。

早食い

 

美味しいものであればなおさらなのですが、その味わいを少しでも長く楽しみたいですよね。ところが、口に残している時間はわずかで、すぐに飲み込んでしまい次を欲する人がとても多いように思えます。どうせなら、よく噛んで味わって、味がなくなるまで口の中に入れておいたほうが長く楽しめると思いませんか?その方が食べる量も少量で済み、ダイエットにもなるというものです。
おそらくこれは本能的なものなんだと思います。例えば犬や猫などにご馳走を与えると喜んで食べるのですが、すぐ飲み込んでしまい、次を催促してきますよね。もっとよく噛めばいいのに・・・



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