水分というのは私たちの体になくてはならない存在です。

水

 

私たちの体の60%を構成しているのが水分で、ほんの1%減っただけで喉の渇きを感じ、数%の水分を失っただけでも体は相当なダメージを感じています。

 

例えば、体重60kgの人が持っている水分というのは60kg ×60% =約36Lですね。そして人間が一日に消費する水分量というのは、排便に使用されるものが1.6L(小便1.2 L 大便0.1L)、汗や呼吸でなくなるぶん0.9Lを合わせた約2.5Lです。この事実だけでも、人がいかに水分を消費しやすく、すぐに不足してしまうかということがお分かりいただけるかと思います。

 

よく、空腹に関しては3週間ほど何も食べなくても生きていけるとは言いますが、水分が不足すると生きていられるのはせいぜい5日間くらいです。船で遭難しても何十日も生きられるのは、魚を釣って食事を確保できるということだけでなく、無限に広がる海の水を蒸留して飲料水にすることが出来るからということが大きいです。

 

ここでは、そんな人体にとって最重要と言える水分が不足してしまった場合に具体的にどのような症状があら合われるのか?ということについてお伝えしたいと思います。

 

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水分の不足によって招いてしまう様々な症状とは?

 

冒頭で、水分というものが私たちの体にものすごく重要だということはお伝えしました。それは単に体の60%もの割合を水分が占めていることからも分かるように、我々はもはや「水分依存症」にかかっていると言っても過言ではありません。それだけに水分が不足した時の体への影響はすさまじく、様々なところで体に負担がかかり悪い症状が見られます。

 

頭痛

頭痛

水分が不足すると頭痛が起きやすくなります。これは、血液中の水分が不足してドロドロになることが原因なのですが、血液がドロドロになれば血流が悪くなります。すると血液を送り込むために血管を拡張させるので、この拡張した血管が周りの神経を刺激して頭痛が引き起こされるというわけです。このあたりは熱中症による頭痛のメカニズムという記事を別に書いております。

 

 

頭痛が起きるということは、熱中症のうちの「熱疲労」にかかっている可能性があり、熱疲労は熱中症の症状の中でもひどい方です。これが更に悪化すると、熱中症の中で最も重い「熱射病」へと進展し、吐き気や目眩などを伴うことになりますから、頭痛が出たことをサインとして受け取って、すみやかに水分の不足を補いたいものです。

 

眠気

眠気

一見、水分の不足とは無関係に思える「眠気」も、水分が不足することが原因なことがあります。

 

なぜ水分が不足すると眠気を感じるのかは具体的にはわかっていません。しかし、これはある実験によって逆説的に証明されております。その実験というのは、①普段から水を多く飲むグループ と ②普段から水をあまり飲まないグループ に分け、多いグループには一日の水分補給を少なくさせ、逆に飲まないグループには水分の補給を増やすというものです。

 

その結果、水分を減らすと平常心・幸福感・活力が下がり、増やすと眠気や疲労感が減り集中力が上がったのです。

 

眠気だけでなく、様々な精神活動に水分の不足が関わっているということですね。単純にのどが渇いている時って、そのことが気になってベストパフォーマンスを発揮できないということもあるのでしょうね。

この話を聞いて、普段寝付きが悪い人は「あえて水分を取らないことで眠気を促そう」と考える人もいるかもしれませんが、睡眠中にも人は発汗などによって水分を失っており、一夜で200mlほどの水分を失います。これはコップ1杯分くらいの水分ですが、これくらいの量でも人間にとっては大きく、起床後は水分不足になりがちです。体感としても、起きた直後はすごく喉が渇きますよね。

 

なので、あえて水分を取らずに眠るということはやめて、ちゃんとコップ1杯分くらいの水分を取ってから眠ることにしたほうが良いでしょう。

 

便秘

便秘

便というのはあなたの体調を如実に表すバロメーターです。色・太さ・臭い・硬さなどその時の腸内環境の鏡写しになっているとも言えますね。

 

尿はそれ自体がほぼ水分なのであまり影響はないですが、大便は水分が適度に含まれているかどうかで健康的な便かどうかがわかります。具体的には水分が大体70%~80%の便が健康的な便と言われており、それより少なかったり多かったりするとあまり良くありません。

 

それだけ、便と水分というものは密接な関係を持っているのですが、水分が不足してしまうとそもそも便自体が出てこない便秘を引き起こすことがあります。

 

通常、食事をとるとそこに含まれる水分の80%は小腸で吸収され、残りの20%を大腸で吸収するのですが、大便には吸収されなかったわずかな水分が含まれており、それによって腸内での移動を促します。水分で便のかさが増せば腸壁に刺激が伝わり、食べ物を一定方向に動かして運ぶぜん動運動が活発になります。

 

逆に食べ物に含まれる水分が少なければ、そこから限界まで水分を吸い取ろうとするので、便に含まれる水分が少なく、硬くなります。硬くなった便は大腸を進みにくく、結果として便秘を引き起こしてしまうことになります。

 

 

水分不足によって引き起こされる症状はこれだけではなく、他にも様々なものがあります。とりもなおさず慢性的な「水分依存症」にかかっている私たちですから、水分の補給はこまめにして体のケアをしたいものですね。



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