夏は外に出てレジャーを楽しむことが増える季節ですが、その分虫刺されに悩まされることも多い季節です。

虫刺され

 

虫刺されの代表的なものといえば「蚊」ですね。日本でも特に有名なヒトスジシマカは8月に活動のピークを迎えるため、ヒトスジシマカによる虫刺されは十分に注意をしたいものです。

 

蚊による虫刺されならまだ良いのですが種類によっては腫れたり、痛みを起こしたりしてしまうものもあります。そんなひどい虫刺されになってしまった時はどのような対処法を取れば良いのでしょうか?

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腫れや痛みを伴う虫刺されは「ブヨ」の可能性が

 

虫刺されによって痛みや腫れがひどい場合は、「ブヨ」による虫刺されの可能性が高いです。

ブヨ

このように、ハエに似た虫で羽音もなく近づいてきます。

 

ブヨは春から夏にかけて活動的になりますが決して暑さを好む虫ではなく、日中よりも朝型や夕方などの涼しい時間に活発になります。そして生息場所も主に小川や渓流、草むらなど涼しくてある程度湿気のあるところです。とはいえ、花壇なんかでもいるので基本どこにでもいると考えたほうが良いでしょう。

 

ブヨは蚊と同じように我々の血液を吸血する虫なのですが、最大の違いはその血の吸い方にあります。

 

御存知の通り、蚊は皮膚に針を刺し、そこから血液を吸う虫です。そして、針を刺すときに麻酔成分を注入するため、我々は刺されたことに気づかない事が多いわけです。

 

しかし、ブヨはなんと皮膚を噛みちぎって血を吸うのです。実際に吸われた人の話を聞いた所普通に血がタラーっと垂れてくるくらい、激しく傷が付いているみたいです。

 

ですが、蚊と同様に麻酔成分を注入していくため、刺されても気づかないことが多いです。

 

そして皮膚を噛んだ際に酵素毒を残していきます。

 

この酵素毒というのが強力で、虫刺されの直後はそれほど痛みや痒みなどは感じませんが刺された翌日以降に患部が大きく腫れ、激しい痛みや痒みを発症し、もはや単なる「虫刺され」と呼べるほどかわいいものではなくなります。

 

痒みが強いのは、皮膚が噛みちぎられて欠損するためかさぶたができるからという理由もあるようですね。

 

ブヨによる虫刺されの腫れは通常の2~3倍もの大きさに腫れ上がります。これがひどくなると水ぶくれや化膿を起こし、ここからさらに頭痛や発熱などを引き起こすこともあります。(遅延型反応)もうここまで行ってしまうと単なる虫刺されだからと放置するのではなく皮膚科に行ったほうが良いでしょう。

ブヨ 腫れ

 

ブヨに噛まれた後の対処法は

時間が経つとどんどん悪化してしまうブヨによる虫刺され。もし噛まれてしまったら迅速に適切な処置を講じることでその後の症状を和らげることができますからそ噛まれた直後の対処法を覚えておきたいものです。

 

①毒を抜く

まずは患部の毒抜きをすることが重要です。

 

ブヨが強いアレルゲン成分を含む毒を注入していくこと、さらに皮膚を噛みちぎる傷のため普通の怪我と同じように、傷口から雑菌が入る可能性があるので患部の毒抜きそして消毒をします。

 

毒を吸い出すための「ポイズンリムーバー」という器具を持っていれば楽ですが、ない場合もあるのでそういう時は爪を立てて患部をぎゅーっとつまむことで毒を吸い出しましょう。少々痛いですがやむを得ないです。

ポイズンリムーバー

こちらはポイズンリムーバーによる毒の吸い出しですね。

 

毒を吸い出すと言ったら連想されるのが口による吸引ですが、これはやめたほうがいいです。歯周病などがあると、その傷口からブヨの毒が入り込んでしまう可能性があります。もし口の中が健康だとしても粘膜と接触する機会が増えて余計なリスクを増やすことになるのでやめたほうがいいですね。部位によっては口が届かない場所もあると思いますし。。。

 

②患部を温める

そして毒を吸い出したあとは、お湯で患部を温めると良いです。なぜかというと、ブヨの酵素毒は熱によって変性・中和させることができるためです。具体的には43°以上のお湯で30分患部を暖め続けましょう。

 

外に出ているとなかなかこういったお湯はすぐには手に入らないかもしれませんね。もしポットがあれば、その熱湯に水を混ぜて少し熱いな、と感じるくらいの温度のお湯にして作ることは出来ますが。あとは、カイロなどを携帯しているとブヨの毒の対処法に使えると思います。ただ、強い痒みがでている場合はお湯をかけるとさらにひどくなる場合もあるため、こういう時には温めるのはやめておきましょう。

 

③薬を塗る

そして抗ヒスタミン剤を含んだステロイド系外用薬を患部に塗りましょう。(ムヒアルファEXなど)

 

 

ここまでは刺された直後に自身で出来るケアになりますが、もしこういった予防策を講じずに、翌日になって腫れや痛みがひどい状態になってしまった場合は素直に皮膚科に行ったほうが良いです。

 

酵素毒を持つ厄介な虫刺されというだけあって、30箇所以上刺されると生命の危険にすらなりえますから絶対に注意しましょう。

 

最も良いのは、ブヨに刺されないように注意をすることです。ブヨに限らず、虫刺されの基本とも言えますが服装はあまり軽装ではなく長袖長ズボンを着用して肌を露出しないことは単純に効果があります。また、ブヨはハッカの香りが苦手なのでハッカ油を肌に塗ったり、あるいは直接塗ることに抵抗があるなら服などにつけても良いです。

 

せっかくの楽しいアウトドアも体調を崩すと全てが色あせてしまいますから、ブヨによる虫刺されは十分注意をしたいですね。



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