夏は熱中症の季節ですね。

 

なかなか、身近な人や自分自身が
熱中症になったりでもしない限り
そこまで深刻に意識しようとは
しないものです。

 

ですが、熱中症に限らず何事も
「なってから対策を考える」のでは
遅いことがほとんどです。

 

出来れば熱中症になる前に
予防策を講じることで、熱中症とは
無縁な生活を送りたいものです。

 

さて、熱中症の予防対策として
「水分補給」がよく挙げられるわけですが
具体的にはどのような飲み物が
熱中症の予防に適しているのでしょうか?

 

sponsored link

熱中症は、体の体液が失われる
脱水症からくるものが多いです。

 

この「脱水症」という名称がどうも
誤解を生んでいるような気がする
のですが、単に水分が失われている
状態ではないです。

 

熱中症は大量の発汗により
水分だけでなく塩分などの電解質
も同時に失っている状態です。

 

そういう意味では、脱水症というよりは
脱塩水症のほうが意味は近いでしょうね。

 

汗は99%が水分でできておりますが
その中に様々な電解質が含まれています。

その内訳は

ナトリウムが 0.9 g/L、カリウムが 0.2 g/L、
カルシウムが 0.015 g/L、マグネシウムが 0.0013 g/L

になります。

 

よく、汗というと塩分、つまり塩化ナトリウム
のことが言われますがナトリウム以外にも
カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの
電解質も含まれています。

 

ナトリウムは体のエネルギー源となる
ブドウ糖を細胞外から細胞内へと取り込む
運搬機能を持っており、不足すると
骨や細胞などに蓄えられているナトリウム
で補おうとしたり、ブドウ糖を取り込めなく
なったりして体の不調をもたらします。

 

そしてカリウムはナトリウムとは
ブラザーイオンと呼ばれているくらい
親和性が高く、ブドウ糖を細胞内へと
取り組むために入ってきたナトリウムと
くっついて体外へと放出する役割を
持ちます。

よく、塩分を摂り過ぎたらカリウムを取ると
良いと聞きますがこういう理屈なのですね。

 

カリウムが不足すれば塩分を排出
できなくなりますし、カリウム自体が
筋肉や神経を正常に保つという
機能も持っているためこちらにも
異常が出てきます。

 

そしてカルシウムイオンは筋肉が
収縮する際に必要になる電解質で
不足すると心室細動のリスクが
高まります。

 

つまり、水分だけではなくナトリウム、
カリウム、カルシウムなどの電解質を
バランスよく補給できるような飲み物が
熱中症予防に適しています。

 

出た汗をそのまま飲めば一番早い
のかもしれませんが、なかなかそれは
現実的ではないですね。

 

真っ先に思い浮かぶのが
スポーツドリンクですね。

 

例えば、スポーツドリンクで最も有名
なのが大塚製薬のポカリスエットです。

 

ポカリスエットの成分を公式HPで
しらべたところ、100mlあたりに
含まれる電解質は

 

●ナトリウム:49mg
●カリウム:20mg
●カルシウム:2mg
●マグネシウム:0.6mg

 

だそうです。

 

汗に含まれる電解質は

ナトリウムが 0.9 g/L、カリウムが 0.2 g/L、
カルシウムが 0.015 g/L、マグネシウムが 0.0013 g/L

 

ですから、比率は汗と
近しいといえるでしょう。

 

しかし、スポーツドリンクには
糖分が入っています。

 

これは口当たりを良くして飲みやすくする
という目的もありますが、スポーツで激しい
運動をしてブドウ糖を消費したことを
想定しているためです。

 

なので、激しい運動の時に飲むのは
良いですが、熱中症の予防のために
普段から飲む飲み物としてはあまり
オススメできません。

 

最もお勧めできる飲み物は経口補水液ですね。

 

経口補水液自体が軽度から中等度の
脱水状態の方の水・電解質を補給・維持
するために作られたものですので
やはり熱中症予防に最も適した飲み物
と言えるでしょう。

 

ただ、注意が必要なのはやはりこれも
飲み過ぎると毒になるということです。

 

というのも、経口補水液自体が
塩分濃度が高めに作られており
あまりガブガブ飲むようなものでも
ないからです。

 

熱中症の予防として飲むなら
「経口補水液を薄めたもの」
を飲むようにするのが
最も良いでしょうね。

 

 



sponsored link

こちらの記事もあわせてどうぞ!